コントラストを味方につけ、グロー効果を作り出せ!#Photoshop
こんにちは~!
今回は、コントラストの使い手「オーバーレイ」「ソフトライト」「ハードライト」の描画モードを使って、グロー効果を作り出します。
そもそもコントラストってなんぞや?
コントラストって言葉を聞くことはよくあると思います。ですが、ちゃんとした意味って知ってますか?
様々な編集ソフトでコントラストの設定はありますが、なんとなく弄っちゃいがちの数値です。ここで知識を整理しておきましょう。
コントラストは、「対比」を指します。対比される要素はコンテンツによりますが、彩度や明度を指す場合が一般的です。
なので、「コントラストが低い=明暗差がない」「コントラストが高い=明暗差がある」という意味でもあります。
左が「コントラストが低い」、右が「コントラストが高い」となります。
描画モード「オーバーレイ」
暗いところは更に暗く、明るいところは更に明るく合成するモードです。
前回紹介したスクリーンモードでは白は合成して黒は合成しませんでしたが、オーバーレイでは白・黒どちらも合成するのです。
白も黒も強化される=明暗差が出る=コントラストが高くなる
って解釈です。
元画像をそのまま複製し「オーバーレイ」にして重ねました。
左と右で、コントラストが高くなっているのが分かるでしょうか?
描画モード「ソフトライト」
「ソフトライト」は「オーバーレイ」よりコントラストが低い合成をします。
うっすらと変化していますね。オーバーレイよりかなり弱いのが分かるかと思います。
描画モード「ハードライト」
「ハードライト」は「オーバーレイ」より強いコントラストで合成します。
と、こんな感じです。正直、合成するものによっては「オーバーレイ」と「ハードライト」の違いはそんなに感じられないので、イメージとしては
ソフトライト < オーバーレイ ≒ ハードライト
でOKです。
実践編 「グロー効果を作ってみよう」
グローとは、「輝き」「柔らかく輝く」など色んな意味がありますが、ここでは発光効果って認識で大丈夫です!手順自体は単純で、
- 画像を読み込み
- 画像レイヤーを複製
- ブラーをかける
- 合成して完成
ってな感じで作っていきます。
①画像を読み込む
画像をお借りしてきました。かわいいです。とてもかわいいです。
選ぶ画像は写真でもイラストでも何でも大丈夫です。
②画像レイヤーを複製して合成用レイヤーを作る
いつも通り、レイヤータブから複製したい画像レイヤーを選んで右クリック。そして複製。
③複製したレイヤーをぼかす
複製したレイヤーに「フィルター ➡ ぼかし ➡ ぼかし(ガウス)」を選択して、ブラーをかけます。全体的にぼやけるぐらいで調整してください。
④描画モードを変更して合成
この記事で紹介した3つの描画モードから自分の表現したいグロー強度が出るのを選択。私は、「オーバーレイ」を選択し、不透明度で調整。
左が元画像で、右がオーバーレイ合成です。全体的に発光レベルが上がり、かなり質感が変わったのが分かりますでしょうか?
これが「グロー効果」です。
おまけ
もちろんこのグロー効果も、他の補正を駆使することで違った印象を作り出すことが可能です。
先程オーバーレイ合成した画像を、レベル補正を使いシャドウを強くしハイライトを弱めることで、夕日のような「影が深くも光が柔らかい」演出を作りました。
このように工夫次第で、色んな表現が可能です。自分で撮影した写真で色々試すことで、自分の新しい作風に出会えるかもしれませんね!
ではお疲れさまでした!また会いましょう(。´・∀・)ノ゙